casa crema

スペイン在住レストランパティシエールのブログです。甘いもの中心に、スペイン料理とたまにパンも。レストランで使えるプロフェッショナルな情報にしたいと思っています!

5日でできるライ麦ルヴァン

こんにちは。スペインからです。



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最近スーパーでイーストが品薄になっていたので自家製酵母を作りました。

難しそう〜と気構えていたライ麦ルヴァンです。いろいろあるレシピの中でも私のお気に入りの、オスロのillebrødというパン屋さんの本を参考に、家庭でも作りやすくしてみました。

 

用意するもの

ガラス瓶(2つあると便利)

ラップ

輪ゴム

はかり

ライ麦全粒粉(あれば、オーガニック、石臼で細挽き)

強力粉

 

1日目

ガラス瓶に

を計り、きれいなスプーンか箸でよく混ぜる。ラップと輪ゴムで蓋をし、25度の場所で24時間置いておきます。

〜〜

オーブンにお湯を入れたコップなどを入れると少し温度が上がります。しばらく世話できないときは35度くらいまで上げて放っておいても大丈夫です。温度が低すぎても問題ありませんが、時間がもう少しかかるのと、酸味がでます。ケフィアと同じですね!

〜〜


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2日目

24時間経ったら、瓶に

を加え、混ぜてラップで蓋をし、25度のところで24時間置きます。


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数時間後


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3日目

そろそろ発酵し、泡が出てすっぱい香りがしてきます。

前日と同じく、

を加えて混ぜ、25度のところに24時間。


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4日目

だいぶ泡も増えてきたはずです。量が増えてきたので、加える粉の量を抑えるため今度は一部のみを取り出して使います。(2つ目の瓶があればそちらに。)

よく混ぜ、ラップをして引き続き25度のところで24時間待ってもらいます。


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5日目

今度は少量の中種に前日までより多目の水を混ぜ、発酵を進めます。

  • 中種30g
  • 30度の水65g
  • ライ麦粉25g
  • 強力粉25g

25度のところで24時間置きます。



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これで一応完成です。パン作りに使えますが、2回ほど継いでから使うことをおすすめします。

というのも、一つは確実に発酵させるため、もう一つはライ麦の味を薄めるためです。酵母100%(イーストなし)のパンはパン生地の約20%がこの酵母なので、ライ麦味が強く出るからです。

 

継ぎ方

パン作りをはじめる6−8時間前に継ぎます。レシピに特に指定がなければ、全て1対1でOkです。

中種50g

30度の水50g

強力粉 50g

これでだんだんライ麦の色香りが薄くなっていきます。



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作るパンによって、全粒粉と強力粉を混ぜたり、カスタムすることができますが、継ぐだけなら強力粉がおすすめです。

スペルトのパンです😃😃
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参考文献です。英語バージョンは”sour dough”といいます。
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酵母ができたらこの本もおすすめです

自家製酵母で作る毎日食べたいパンとおやつ

自家製酵母で作る毎日食べたいパンとおやつ

  • 作者:あんこ
  • 発売日: 2015/09/17
  • メディア: 単行本
 

 

ちょうど今日このほんのレシピでマーブルベーグルを作りました😋f:id:casacrema:20200426071520j:image